えまるじょん立ち上げの理由

1.元は小学校の先生でした。

本事業所の代表は、もともと小学校の教員でした。高学年の担任をすることが多く、そのときクラスにいる子どもたちの学力の差、生活力の差などがとても幅広いことを感じていました。しかも体感ではありますが、その差は年々広がっています。その差を何とかしていきたいと取り組んでいたのですが、小学校高学年ではすでに開いてしまった差を埋めていくことはできませんでした。「3、4年生だったら差を埋められるのか?」と思い3年生の担任になったときも、すでに差は開いており、では1年生はと思っても、1年生の時点ですでに行動や思考力などに差がありました。もっと早い段階からの支援の必要性を感じていました。

教員になったころは、放課後に子どもを残して勉強を見ることで、何とか学習についていけるようにサポートしていました。それから時代は少しずつ変わり、不審者の話題がニュースなどでも取り上げられることが多くなりました。学校も、不審者対策として同じ学年の子どもたちを一斉に下校させ、一人で歩いていることがないように指導するようになりました。そのため大切にしていた放課後の時間はなくなり、休み時間や給食の準備をしている合間などを見つけては勉強を見ていました。ところが、それだけでは全く時間が足りず、カリキュラムは進んでいくものの、身に付けられないことが増えていきました。

2.置いてけぼりにするもどかしさ

クラスには、明るくて友達に優しくて、一生懸命がんばる子どもたちがたくさんいました。でも勉強についていけなくて、授業の時間になると表情が曇ってしまう子がいました。その子たちを何とかしたいけれど休み時間では間に合わず、1年間の学習の進度の関係で置いてけぼりにしたまま進めなくてはいけないもどかしさをいつも感じていました。「この子たちを置いてけぼりにする教育って何だろう?」という気持ちが、年々膨らんでいったのです。それと同時に、自分が生まれ育った地域にも、同じことで悩んでいる子どもたちがいるのではないかと思い、「地元の子どもたちの教育に携わりたい」と思うようになりました。

3.お母さんたちもまたつらい

一方で、共働き世帯が多いため、子育てに疲れているお母さんたちと話す機会も多く、お母さんたちの気持ちが安定することも、子どもたちが成長していくために必要なのだと感じていました。

4.えまるじょん、オープン

2020年8月、地元静岡市清水区蒲原にえまるじょんをオープンさせました。保護者の方にとって地域で子育てをしやすい環境、子どもたちが学校で楽しく授業ができるサポートをしていきたいと考え、学習の支援ができる施設のつくりにしました。また、まだオープンはしていませんが、カフェエマルジョンを隣接させ、親同士が悩み事をお互いに話せたり、地域の人たちが集まったりする場を作りました。この地域で安心して子育てができる一助になればと思っています。

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